PR会社と、広告代理店との違いがよく分からない方もいるのではないでしょうか?
仕事を依頼するならPR会社と広告代理店の仕事内容や違いを知った上で依頼したいですよね。
今回はPR会社と広告代理店の仕事内容、2つの違い、PRと広告それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
この記事を最後まで読めば、PR会社と広告代理店を利用する際のサービスの違い、PR、広告のメリット・デメリットが分かりあなたの会社にとって最適な選択ができます。
PR会社と広告代理店の仕事内容の違いとは
PR会社と広告代理店は、クライアントの情報を世の中に広めるという点では共通しています。しかしやっている仕事内容は明確に違います。
ここでは、PR会社と広告代理店の仕事内容についてご紹介します。
PR会社の仕事内容
PR会社は、企業の広報活動(PR)の支援を行っています。
PR会社によってはコンサルティングも行います
PRは簡単に言うと、企業・組織のサービス・商品を世間に知ってもらう、理解してもらう活動です。
ＰR会社は具体的に下記のような仕事を行っています。
・プレスリリースの作成
・PRしたいサービス、商品の広報活動の代行・コンサルティング
・PRイベントの開催
・メディアの取材依頼対応など
PR会社は、上記の仕事を通してクライアントとメディアの橋渡しや、メディア掲載までのアドバイスなど情報発信の手助けをしています。
広告代理店の仕事内容
広告代理店は、企業とメディアの間に入り広告の制作・メディアで発信されるまでの手続きを代行しています。
具体的には、クライアントのゴールや考えに合わせてプロモーション活動の提案、広告の制作、テレビ、雑誌などの広告枠の購入の手続き業務などを行っています。
PR会社と広告代理店の2つの違いとは
PR会社と広告代理店は仕事のやり方によって大きく2つの違いがあります。
具体的な違いについて見ていきましょう。
情報の拡散力・コントロール
PR会社を利用すると、情報の拡散力は強いです。しかし掲載時期や内容のコントロールは難しいです。
PR会社は、クライアントが伝えたい情報がメディアで取り上げられるようにアドバイス・支援を行っています。
情報を掲載する判断はメディアが行います。
そのためクライアントが伝えたい内容や時期を要望のままに設定することは難しいです。
しかし、一度テレビや雑誌などのメディアに取り上げてもらえれば一気に広まるため、拡散力が強いのが特徴です。
広告代理店を利用すると、情報の拡散力は弱いです。しかし 掲載時期や内容はコントロール出来ます。
広告代理店は、メディアの広告枠を購入してクライアントの情報を広めていきます。
クライアントが届けたいターゲットに向けて、ピンポイントに伝えることができます。
しかし、広告掲載だけでは拡散力は弱くなってしまうのが特徴です。
情報の主観・客観性
PR会社を利用すると、客観的な情報として世の中に発信できます。
なぜなら情報は、メディアの取材を通して世の中に出ていくからです。
メディアは真実を客観的な情報として報道・掲載します。
広告代理店を利用すると、主観的な情報として世の中に発信できます。
広告代理店は、クライアントの要望に沿って広告を制作し発信します。
そのためクライアントが意図した主観的な情報として発信できるのです。
PRと広告それぞれのメリット・デメリット
PRと広告には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットを理解してPR会社を利用するか、広告代理店を利用するか、選択の参考にしましょう。
PRのメリット・デメリット
PRのメリットは、取材依頼がきて掲載された時のメディア掲載に費用はかかりません。
そして、客観的な情報として消費者に伝わるので、信用信頼が得られます。
掲載費用がかからず影響力のあるメディアに掲載できれば、大きな効果をあげることができるでしょう。
さらにメディアを通して消費者に伝わることで、宣伝色が無く消費者も安心して情報を受け取れます。
例えば飲食店が雑誌やテレビで紹介されたら、いいお店なのだろうという印象を受けますよね。
やはりメディアを通して受け取った情報は消費者に大きな安心感を与えてくれることは間違いないです。
PRのデメリットは、メディアに掲載されるかは保証されないことです。
また取材依頼が来たとしても掲載するかの判断はメディア側にあるのでメディア露出やタイミングのコントロールは出来ません。
しかし、PR担当者と密にコミュニケーションを取っていくことでデメリットを抑えることはできます。
広告のメリット・デメリット
広告のメリットは、伝えたい情報の内容やタイミングのコントロールができる点です。
掲載時期、掲載場所、掲載の量など選択できるため自社のサービスをメディアに出したいタイミングで出すことができます。
広告のデメリットは、広告は料金がかかる事と宣伝色が出てしまうので消費者に警戒されやすいことです。
効果が見込める掲載場所や時期は人気が高いので、どうしても費用が高くなってしまいます。
費用を抑えようと掲載場所を変えると思ったような効果がでないこともあります。
宣伝色が強くなると警戒されたり、スルーされたりと思ったような効果が見込めないこともあります。
まとめ
今回は、PR会社と広告代理店の仕事内容、違い、PRと広告それぞれのメリット・デメリットについてご紹介しました。
PR会社と広告代理店はクライアントの伝えたい情報を世の中に広める点では同じです。
しかしプロセス・方法がまったく違います。
プロセス、方法が違えば伝わり方も変わってきます。
またご紹介したようにPRと広告にはどちらにもメリット・デメリットはあります。
メリット・デメリット、双方の違いを理解した上であなたの会社にとって最適な会社に仕事を依頼しましょう。
