PR活動をはじめたいけど、PR活動の方法、使用するツールについてよく理解していないという方もいるのではないでしょうか。
PR活動の方法を知らないと、何から手をつければ良いのか分からないですよね。
今回はPR活動の方法、PR活動で使用するオンラインツール・オフラインツールについてご紹介します。
この記事を読めば、基本的なPR活動の方法、オンラインツール・オフラインツールの種類、メリットが理解できます。
PR活動の方法とは
PR活動は、大きく5つの段階を踏んで進めていきます。
1つ1つ、しっかり進めていくことで効果が期待できます。
では具体的なPR活動の方法について見ていきましょう。
自社分析・リサーチ
まずは、PRする商品・自社の特徴・課題などを把握したうえで、競合を含めたリサーチを行います。
一方的にPRしたいメディア媒体、届けたいお客様を決めてもPRの効果はでません。
あなたが届けたいお客様と、客観的にみたあなたの商品やサービスに合うお客様層が異なっていることもあります。
そのためPRの効果がでるように、誰に届けるのがよいか、そのお客様に届くメディアを調査する必要があります。
極端な例ですが、育毛剤をPRしたいと思ったときにターゲットを考えず、20代女性が見ているメディアにアプローチしても刺さりませんよね。
間違ったPR活動をしないために状況分析・リサーチは重要です。
しっかりと自社分析・リサーチをして、効果のあるPR活動にしていきましょう。
目的・伝えるべきお客様を認識する
自社分析・リサーチの結果から、正しい目的・潜在顧客・顕在顧客を具体的に設定します。
具体的に設定することで、効果的なPR戦略を立てることができます。
誰に知ってもらうのか、どんなメディアにアプローチするのか、アプローチの結果メディアに取り上げられるだけではなく、どのような結果を得たいのか具体的に設定しましょう。
しっかりと自社分析・リサーチができていれば目的・伝えるべきお客様の間違った設定にはなりません。
PRが上手くいくよう、正しい目的・伝えるべきお客様を認識しましょう。
戦略・PRプランを練る
目標・ターゲットが決まったら伝えるメッセージ、方法などPRしていく戦略を立てます。
具体的には下記の2つを設定します。
・プレスリリースの切り口を創出し、メディアに対してどのようなメッセージを届けるか
・伝えるべきお客様が触れるメディアの選定
プレスリリースの切り口やメディア選択次第で、PR活動が上手くいくかどうか大きく変わってきます。
自社分析・リサーチの結果から最適な戦略を立てましょう。
プランを実行する
計画したプランを実行します。
PRする商材や届けたいメディアに合った方法(郵送、手渡し、FAX、メール)または、配信サービスを利用してプレスリリースを届けます。
プレスリリースを届けるだけではなく、直接メディアにアプローチも行います。
メディアへのアプローチは必須です。
記事になったら、その記事を必ず2次利用しましょう。
PRの分析
プランを実行したら成果をまとめて分析します。
成果を把握し、分析することで次のPR活動の参考資料になります。
企業によって異なりますが、下記のような情報をもとに分析します。⇓⇓⇓
・SNSの波及数
・どのメディアに露出したか
・ターゲット媒体への露出数
・WEBサイトへの訪問者数や閲覧数
・問い合わせ数など・・・
PR活動は一度行ったら終わりではありません。
分析した情報をもとにPDCAを回して次のPR活動に繋げていくことが大切です。
そして、その積み重ねが大きな成功につながります。
PR活動に使用するオンラインツール・オフラインツールとは
ここでは、実際にPR活動で使用されるツールをご紹介します。
ツールには、インターネットを使用するオンラインツールと、インターネットを使用しないオフラインツールの2つがあります。
プレスリリースは配信サービスの利用、記者クラブへの投げ込み、FAX、郵送、電子メールなどの方法があるので、両方に属します。
メディア・ターゲットに対してツールを使い分けることで、的確に情報を届けることができます。
では具体的に見ていきましょう。
オンラインツール
オンラインツールは、インターネット社会にマッチしたツールです。
ご紹介するツールを使用して成功している事例もたくさんあります。
では具体的に見ていきましょう。
WEBサイト
WEBサイトは、現代のネット社会において企業の顔です。
企業のWEBサイトにアクセスすれば、基本情報・業務内容・企業のビジョンなど一目でわかります。
なんでもインターネットで調べる世の中において、企業のWEBサイトは必須と言えるでしょう。
WEBサイトがあれば、顧客や見込み客、メディアが24時間365日いつでも情報を見ることができますし、新しい情報があれば更新して新鮮な情報を伝えることができます。
PR動画
最近では、企業・商品のPRに動画を使う企業も増えています。
映像、音声、テロップなどを使うことで、情報を効率的よく伝えることができます。
また一度に視覚、聴覚に訴えかけることができるため、視聴者に強い印象を残すことができます。
公式SNS
企業がTwitterなどのSNSを利用して、成功している事例が増えています。
SNSを利用することでターゲットとの接点を増やせ、認知拡大が期待できます。
しかし、やみくもにSNSを使っても効果はでません。
SNSにはそれぞれ特徴があります。
・Facebook➡40代が最も多い。10代はかなり少なく30~50代へのアプローチに適している。実名登録のため情報の信頼度は高く、知人の繋がりでしっかり情報が届きやすいが拡散性は弱い
・Twitter➡20代が最も多い。30代~50代も利用している。50代はInstagramより利用者数は多い。匿名なので信頼度は少し低いが、バズる投稿があれば一気に拡散できる
・Instagram➡20代が最も多く30代~40代も利用している。国内では最も勢いよく成長している。画像中心に発信するのにおすすめ
2021年上記SNSの利用者数はTwitteが1番多く、次いでInstagram、Facebookの順となっています。
有益な情報を発信すれば、ターゲット層のユーザーからユーザーに拡散されるので認知拡大、新たなユーザーの獲得にも繋がります。
SNSは発信した情報にコメントなどリアルタイムで反応があるため、戦略通りに情報が伝わっているのか確認しやすいのもメリットです。
SNSを利用する場合は誰に届けるのかを明確にし、運用方針・ルールを決めて、ぶれがないよう運用していきましょう。
オフラインツール
オフラインツールは主に紙媒体を使用するツールです。
では、具体的に見ていきましょう。
会社案内
会社案内をはじめとする紙媒体も、有効なPRツールです。
会社案内はページ数が限られているため、伝えたい情報をコンパクトに伝えることができます。
そのため一通り目を通せば、効率的よく情報を得ることができます。
デザイン、紙質などもこだわり、会社のイメージに合わせた会社案内にしましょう。
ニュースレター
ニュースレターは、お客様向けに会社やお店が発行するオリジナルの新聞や手紙のことです。
内容は様々ですが、企業の特性を活かした有益な情報、親近感を持ってもらえるような内容がメインになってきます。
ニュースレターは決して売り込み要素がないことが重要です。
売り込み要素がないからこそ、お客様が親近感や好意を持って読んでくれて信頼関係を築くことができるのです。
広報誌(社内・社外)
広報誌は、企業が社内向け、または社外に対して発行する冊子のことです。
社内向けは、【社内報】とも呼ばれます。
社内報は社内のイベント、部署の活動、新入社員の紹介など伝達事項を伝える役割がありコミュニケーション強化に効果的です。
社外向け広報誌は、商品の情報はもちろんのこと企業の活動などの情報を社会に発信します。
読書参加型、イベント情報など、読書を引き付ける内容を盛り込むことでターゲットに印象付けることに有効です。
まとめ
今回は、PR活動の方法、PR活動で使われるツールについてご紹介しました。
ご紹介したPR活動の方法・ツールを使えば、メディア・潜在顧客・顕在顧客に向けて効果的なPR活動ができます。
なかでも自社分析・リサーチは重要です。
自社の状況分析・リサーチがしっかりできていなければ、戦略がたてられず、どんなに素晴らしいツールを使っても効果はでないでしょう。
状況分析・リサーチがしっかりとできていれば、使うべきツールも正しいものを選択できます。
今回ご紹介した方法とツールを使って、PR活動を成功させましょう。